外国人研修生・技能実習生の人権を守るために闘う弁護士が集う、全国で唯一のネットワークです。


by benren

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◆愛知県
安全装置のついていない機械での「研修」により、指を負傷したビルマ人研修生が、第一次受入機関及び第二次受入機関に対し、損害賠償を求めた事例

◆神奈川県川崎市 【川崎・伊藤工業事件】
所定の研修時間を大幅に超えて単純労働に従事させられた研修生が、会社からの未払賃金についての債務不存在確認請求に対し,未払いの時間外労働賃金など約425万円の支払を求めて反訴した事例

◆熊本県 【熊本・農業実習生事件】
旅券を取り上げられ、本来の実習内容と異なる作業をさせられ、時給350~400円で休みもほとんどなく働かされていた元農業実習生が、未払賃金や慰謝料等の支払を求めて訴訟を提起した事例

◆岐阜県 (岐阜地裁平成20年1月31日、労働判例965・95)
県内の縫製工場に対し、研修生・技能実習生が未払残業代等の支払を求めた労働審判において、研修期間中の時間外労働についても労働者性があることを前提に、未払賃金を支払う旨の調停を成立させた事例

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by benren | 2011-07-10 13:33 | 事例紹介

天草実習生の声③  

中国人研修生Cさん

1 私は、日本に来る前は、中国の青島の縫製工場で働いていました。当時の収入は月700元くらいでした。日本に来るため、2005年の10月頃に、中国の派遣会社に、保証金として4万元を払いました。4万元は日本の60万円くらいです。働いていた工場の社長からお金を借りたり、兄や親戚に保証人になってもらいました。ほかにも、日本語の勉強のために、派遣会社に2750元払いました。

2 日本には、2006年7月に来ました。日本に着いたその日に、小国の協同組合に連れて行かれ、パスポートと印鑑を取り上げられました。10日ほどして、社長が迎えに来て、天草の○○に連れて行かれ、その翌日から下着の縫製をさせられました。仕事は、朝は8時半から、夜は10時までで、昼ご飯と晩ご飯の時間を除いて、休憩時間は全くありませんでした。働き始めて2,3日すると、ノルマが課されるようになりました。ノルマが終わらないと仕事を終わることは許されず、午前3時まで残業したこともあります。やっとノルマを終わらせた後も、商品の出来が悪いとやり直しをさせられました。

3 そして、残業が終わった後も、工場の片付けや、翌日の食事まで夜中に作らなければなりませんでした。それに、研修生は12人で共同生活をしていたのですが、シャワーが1つしかなく、交代で使わなければならなったので、寝るのが毎日遅くなりました。私は、寝不足で、目が開けられなくなるくらい疲れていましたが、ミスをすると社長に怒られるので、がまんして働き続けました。

4 また、休日も、多いときでも月に4~5日、忙しいときは月に1日しかありませんでした。その休みも、不定期で、いつも前日の夜10時頃に、社長から「明日休み」と告げられました。そして、社長は私たちが日本人と付き合うのを許さず、休みのときも、私たちを日本人と会わせないようにしていました。また、私たちに来た手紙も渡してくれませんでした。

5 こうして働いても、給料は1か月6万円、残業代は1時間300円くらいでした。しかもそのお金も自由に使うことはできませんでした。社長は、私の知らないうちに、銀行口座を作り、私たちの給料を勝手に管理していました。私たちが通帳を見ることができるのは、月に1度、10分間だけでした。そして、昨年5月に通帳を見ると、25万円が勝手に引き出されていて、社長が使い込んでいたことが分かりました。

6 私は、社長の指示で働いていましたが、社長はたびたび、私たちの働きが遅いと言っては、「中国人は悪い」「あなたたちは努力してない」「バカ」「アホ」と大声で怒りました。そして、年に1回、外部の人が検査に来るのですが、そのときだけ社長は研修生の代表の人だけにパスポートを返し、「残業はしていない」「休日はある」と答えるように指導していました。

7 昨年の9月、協同組合の人が私たちを迎えに来て、理事長から「○○の社長には支払い能力がない。他の会社を探してみる」と言われました。しかし翌日になると、「あなたたちを受け入れる会社はないよ。中国に帰ってほしい。20分で荷物をまとめなさい」と言われたので、私たちは走って施設の外に逃げました。

8 現在、私たちは、△△さんという方の厚意でアパートに住まわせてもらっています。そして、カンパから月1万円を生活費としていただきながら、なんとか生活をしています。食費を切り詰めながらのぎりぎりの生活です。

9 私は日本に来て、縫製の技術について教えてもらったことは一度もありません。日本語も、協同組合にいた10日間勉強しただけで、工場で働き始めてからは、全く教えてもらえませんでした。私たちはただ、社長に怒鳴られながら、朝から晩まで機械のように働かされていたのです。
 私は、私の自由を奪ってひどい扱いをした会社に対する怒りが収まりません。私が働いて稼いだはずのお金をもらえずに、このまますませることは絶対にできません。

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by benren | 2011-07-10 13:16 | 実習生たちの声

天草実習生の声②  

中国人研修生Bさん

1 私は,2005年10月に中国の派遣会社に登録料4万元を支払いました。4万元は日本円にして70万円くらいになります。私は給料を月に1000元くらいしかもらっていなかったので、親戚から借金をして派遣会社に登録料を支払いました。日本語も派遣会社に月3000元の授業料を支払って、3ヶ月間の研修を受けました。

2 2006年4月に,天草市の○○に研修生として派遣されました。日本に来た日に,○○の社長からパスポートを取り上げられました。天草の工場に着くと,いきなり午後6時から午後9時まで働からされました。○○では日本語を習ったことはありませんでした。○○にいる間は、他の研修生や実習生と一緒に女性物下着を縫製する仕事をさせられ続けました。

3 ○○の仕事は中国にいたときよりもひどくて,まるで奴隷のようでした。午前8時半から午後10時頃まで仕事をさせられました。遅いときには午前3時まで働かされました。
 社長からは、毎日ノルマが課されており、ノルマを達成しないと残業代は出せないと言われ、体調が悪くても課されたノルマを達成するまで仕事をやめることは許されませんでした。
 仕事がなかなか終わらないときには、社長はすごい形相で時にはテーブルを叩きながら、「努力してないから終わらない」「バカ」「悪い」と怒鳴られました。私は、社長に殴られるかもしれないと思い,怖くて一生懸命に働きました。何時間も残業をしてその日のノルマをやっと達成すると,翌日には,また、たくさんのノルマが課されました。

4 給料は月に6万円程度の給料しかもらえませんでした。残業代は1時間300円しかでませんでした。しかも、社長が私の通帳を作って、給料は強制的に貯金させられました。通帳と私の印鑑は社長が持っていたので、私たちの給料は自由に使うことは許されませんでした。社長は「バカだから給料が安い」「努力してないからだ」とよく言われました。

5 仕事が終わって、やっと寮に戻ってきても、すぐには眠ることはできません。というのは、寮では1部屋12人で生活していました。寮には、1人用のお風呂があるだけだったので、1人ずつ交代でお風呂を使わなければなりませんでした。
 私たちの食事は自分で作らなければならなかったので、仕事が終わってから次の日の食事まで作っておかなければなりませんでした。
 お風呂に入るのと、ご飯を作るのとで、寝るのが毎日遅くなり,深夜2時や3時まで残業したときは,寝るのは朝方でした。それでも翌朝は8時半から働かなければならず、仕事中は疲れと眠気でとてもつらかったです。次の日は少しでも寝ていたかったので、みんな朝ご飯は食べていませんでした。

6 休みも月に1日か2日くらいしかありませんでした。しかも、その休みは仕事の進み具合で突然、社長から「明日は休み」と告げられるというものでした。せっかくの休日も決して自由にできるわけではなく,いつも監視されていました。

7 日本に来てすぐに、社長が私名義の銀行口座を作り、給料はその口座に振り込まれ、強制的に貯金させられました。しかも、給料を振り込む通帳と私の印鑑は社長が直接管理していました。私たちが自分の通帳を見ることができるのは、月に1回の給料日に昼休みの1時間だけでした。その給料も、社長に勝手に使われていました。

 8 研修生は働いてはいけなかったということは,聞いたことがありませんでした。きちんと研修を受けたというのであれば,お給料を貰えないことも分かります。でも、私達は,毎日,○○の社長に怒られながら,ただノルマを達成するために働いていました。協同組合も、私たちを安い給料で働け、いやなら帰国させると言いました。JITCOが会社に来て私たちの話を聞いてくれたことも一度もありませんでした。
 働いてもお給料を貰えないことには納得できません。私達が働いていたことをきちんと認めて下さい。

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by benren | 2011-07-10 13:14 | 実習生たちの声

天草実習生の声①  

中国人研修生Aさん

1 私は、2006年の1月まで、中国の縫製工場で働いていました。日本で働きたいと思って,中国の派遣会社に4万元を払い,日本に来ました。4万元は,日本円で70万円くらいです。中国での私の給料は月に1000元くらいだったので、3年分以上になります。このお金は、親戚と親の友人に借りました。また、私が契約に違反したら,保証人になってくれたいとこが15万元も払わないといけません。

2 2006年の4月、私は、フェリーで下関に着きました。到着すると、すぐに社長からパスポートと印鑑を取りあげられました。そして,社長の車で,天草の工場に連れて行かれ,その日の夕方6時から夜の9時まで仕事をさせられました。私は、長時間の移動でとても疲れていたのですが、断ることはできませんでした。

3 私の仕事は,女性用下着の縫製です。スキールでの仕事は、本当に酷いものでした。中国で社長から面接を受けたときには、働くのは午前8時半から午後5時半までと聞いていたのですが、実際には夜10時頃まで,遅いときには午前3時まで働かされました。厳しいノルマが終わらないと,残業代も出ませんでした。社長が怖い顔で,テーブルを叩きながら,「ノルマは多くない」「バカ」などと怒鳴るので,仕事をやめることはできませんでした。
 休みは、月に1回くらいで、決まった日というわけではありませんでした。休みの日だからといって、自由に外出することもできませんでした。

4 これほど休みなく長時間働いても,給料は月に6万円くらいしかもらっていません。残業代は時給300円しか出ません。社長には「バカだから給料が安い」などとよく言われました。
 給料は、銀行の通帳に入るようになっていて、貯金をさせられていました。この通帳は、来日してすぐ、社長に銀行に連れて行かれて作らされたもので、私の印鑑と一緒に社長がずっと管理していました。そして、社長は,この通帳と印鑑を使って,私の給料を使い込んでいたのです。多いときには25万円も使われました。

5 私たちの寮は,一部屋に12人でした。仕事から寮にもどると,次の日の昼食を作らないといけませんでした。お風呂は一人用です。12人で交代で入っていました。私たちは,ゆっくり眠ることもできず,仕事の疲れがたまって,とても辛かったです。

6 去年の8月には,実習生の3人が倒れました。
 耳から縫製作業の機械の音が離れないで,眠れなくなった人もいました。
 寮を逃げだす人もいました。私も逃げ出したかったのですが、派遣会社に支払うためにした借金を返せなくなるので、逃げることはできませんでした。大きな借金をかかえたまま中国に帰されるのが一番恐ろしいのです。

7 協同組合の人や理事長からは,
 「仕事をしたくないなら,中国に帰ってください」
 「あなたたちが帰っても,すぐ別の中国人が来る」
 「あなたたちの要求が,日本人と同じなら,中国人を使う必要なかったじゃない」
などと言われ,とてもショックを受けました。私たちは,日本人よりも安い給料で,長い時間働かせるために,中国から雇われたのです。スキールや協同組合は,私たちの尊厳を踏みにじっています。絶対に許せません。

8 私たちが労働組合に入ってからの交渉でも,協同組合は少しのお金を示すだけで,帰国しろと言うばかりでした。
JITCOや福岡の入管に,協同組合を指導してくれるよう,お願いにも行きましたが,何もしてくれませんでした。
 私たちは,もう,裁判所に訴えるしかありませんでした。とてもひどい目にあいながらも,一生懸命働いてきました。その分の給料は絶対に払ってもらわないといけませんし、私たちを苦しめたことのつぐないもしてもらわないといけません。

9 私たちは,希望をもって日本に来たのに,こんなに辛い目にあわせられるとは思ってもいませんでした。裁判官の方々には、だまされて日本に来て、機械のように働かされていた私たちの被害を、是非分かってもらいたいと思います。

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by benren | 2011-07-10 13:13 | 実習生たちの声


(1)東京

弁護士 指宿 昭一 (共同代表)

〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-18-10サンハイツ高田馬場503
暁法律事務所

電話 03-6427-5902 ファックス 03-6427-5903

(2)熊本

弁護士 小野寺 信勝 (共同代表)

〒860-0078 熊本市京町2-12-43
熊本中央法律事務所

電話 096-322-2515 ファックス 096-322-2573

URL http://www5f.biglobe.ne.jp/~cyuou-law/
ブログ http://ononobu.exblog.jp/

(3)名古屋

弁護士 大坂恭子 (共同代表)

〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内2-18-22 三博ビル5階
名古屋第一法律事務所

電話 052-211-2236 ファックス 052-211-2237

URL http://www.daiichi-law.gr.jp/

(4)東京

弁護士 安孫子理良 (事務局長)

〒160-0002 東京都新宿区新宿1丁目10番3号 太田紙興新宿ビル8階
TOKYO大樹法律事務所

電話 03-3354-9661 ファックス 03-3354-3324

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by benren | 2011-07-10 12:39 | 連絡先
外国人研修生問題弁護士連絡会は、外国人研修生・技能実習生に対する、人権侵害の問題に取り組む各地の弁護士のネットワークです。

外国人研修・技能実習制度による受け入れ人口は、年々増加しています。しかし、要求されている関係法令や規定等が遵守されず、最低賃金を遙かに下回る時給、時間外労働・休日労働当たり前、さらには強制貯金や旅券の取り上げ、暴力やセクハラ等といった違法・人権侵害事例が全国で多発し社会問題となっています。

外国人研修生・技能実習生は、日本全国各地の工業・農業の現場で研修・技能実習を行っており、彼らに対する人権侵害は、日本全国各地で発生しています。研弁連に寄せられる相談の中には、現在、会員がいない地域からのものも多く、この問題に取り組む弁護士は圧倒的に不足しているのが現状です。一方、外国人研修生に関する事件の解決には、労働法、入管法などの専門知識が必要となる場面が多く、一人一人の弁護士の取り組みだけでは対処するのは不可能です。

研弁連では、メーリングリストや勉強会を通して、日本各地の事件について、活発な議論や情報交換をしています。

全国の会員と議論や情報交換をしながら、自分の地域の研修生問題に真剣に取り組んでみよう、という方の参加をお待ちしています。


研弁連への加入のお申し込み・お問い合わせは,
03-3354-9661 (担当:安孫子理良,TOKYO大樹法律事務所)まで

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by benren | 2011-07-10 12:29 | 弁護士のみなさんへ
1 研修生に労働関係諸法令の適用がないこと
研修生に労働関係諸法令の適用がないことを直接規定した法律はないが,入管法が「研修生」の在留資格に就労を認めていないため,研修生は労働者ではない,と扱われることが多い。
もっとも,厚生労働省通達は,「実態によっては労働基準法上の労働者に該当することとなる場合も生じる」(平成5年10月6日基発592号)として,研修生にも労働基準法の適用の余地があることを認めている。

2 研修生・技能実習生を保護する法律がないこと
法律は,在留資格として入管法に定めがあるのみ。実際の運用は省庁の告示や指針等に委ねられている。
5省庁(外務,法務,厚生労働,経済産業,国土交通)の共管による,財団法人国際研修協力機構(JITCO)が受け入れ支援等を行っているが,現状は天下り団体で,受け入れ団体の管理は不十分と言わざるを得ない。
研修生保護に関しては,法務省入国管理局「研修生及び技能実習生の入国・在留管理に関する指針」(平成19年12月改定)に規定されているが,違反の制裁がない。
入管から不正行為認定がなされれば,受け入れ機関は受け入れ停止処分を受けるが,あくまで事後的な措置に過ぎない。なお,不正行為認定機関は,H15年の92件から,H19年には449件に急増している。

3 送り出し機関を取り締まる法律がないこと
(1)送り出し機関との不合理な契約の存在
ア 多額の保証金
研修生は,本国の送り出し機関に多額(年収の1~3倍程度)の手数料や保証金を払っており,研修生の多くが借金をして工面したり,親戚が保証人になったりしている。また,家を担保に取られている者も多い。
イ 違約金条項
3年間の実習を満了せずに帰国した場合には,保証金を没収されたり,違約金を支払わされたりするなどの,違約金条項が定められていることが多い。
この他に,日本で政治活動,労働活動(労働組合への加入を含む),裁判(弁護士との接触を含む),報道機関への接触などをした場合にも,違約金が課せられるという条項が入っている場合が多い。
ウ 強制貯金の返還
研修生・技能実習生の給料から天引きした強制貯金を,3年の実習が満了して帰国した際に,受け入れ機関から送り出し機関に送金し,本国で(本人又は家族が)受け取ることになっているケースが多い。
そのため,3年の実習を満了せずに帰国した場合や,日本で過酷な労働に耐えきれず日本国内で逃げだした場合には,強制貯金が支払われないことになる。

(2)強制帰国・違約金の恐怖
研修生たちは,送り出し機関と上述のような契約を結ばされているため,研修生たちは,強制帰国や違約金の制裁を恐れて,声を上げることができない。実際に,本国の家族の説得があって提訴を断念したケースも生じている。
受け入れ機関は,研修生たちの旅券を管理しているため,いつでも本国に送り返すことができる。

4 団体監理型の問題点
研修・技能実習制度の9割が,中小零細企業によって受け入れられている。当然,労働力として期待されており,制度の理念との矛盾がある。
研修生・技能実習生に対する人権侵害は,多くが団体監理型の受け入れで起こっている。

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by benren | 2011-07-10 12:26 | 制度の問題点
1 制度趣旨
外国人研修・技能実習制度とは、「我が国で開発され培われた技術・技能知識の開発途上国等への移転を図り、当該開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的」とする制度であり、国際貢献の一環とされています。

2 外国人研修制度とは?
この制度を利用して来日する外国人は、研修生として原則1年以内の期間に、技術育成や日本語教育等の研修を行います。
研修は、実務研修と非実務研修とに分けられます。
実務研修は、実際の生産現場で仕事をすることで技術・技能知識を得る研修です。
非実務研修は、技術・技能知識を学んだり、日本語教育等の座学による研修です。
非実務研修は、研修期間全体のうち、原則として1/3以上実施しなければなりません。これらの研修は1週40時間基準とされ、時間外研修や休日研修は許されていません。 また、受け入れ機関は、往復渡航費用、住居費、研修実施費用、保険料を負担しなければならず、さらに研修生には研修手当として生活実費を支払わなければなりません。

3 技能実習制度とは?
研修を終えた研修生は、所定の要件を満たすと、技能実習生に移行することができます。
技能実習生は、研修生の受け入れ機関と雇用契約を結んで、実際に就労することで技術・技能を修得するものです。研修・技能実習を含めて最長3年の期間利用できる制度です。
技能実習生は実際に雇用契約を結んで就労するため、「労働者」として労働基準法や最低賃金法などの労働関係法規が適用されることになります。
そのため、実習実施機関は、技能実習生を1日8時間以内、1週間40時間以内しか働かせてはいけないとされ、技能実習生に残業や休日労働をさせる場合には労働協約を締結するなどの要件を満たすことが必要とされます。また、実習実施機関は、技能実習生に残業や休日労働をさせる場合には割増賃金を支払う必要があります。


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by benren | 2011-07-10 12:24 | 外国人研修制度とは